歯ぐきが前に出ている・幅広いと歯周病になりやすい?歯ぐきの形と歯周病の関係
「歯ぐきが人よりも前に出ている気がする」
「歯ぐきの幅が広いのですが、歯周病になりやすいのでしょうか?」
このように、ご自身の歯ぐきの形や見え方が気になったことはありませんか?
歯ぐきの形や厚み、幅には個人差があります。鏡で見たときに「自分だけ歯ぐきが目立つのでは」と感じると、歯周病との関係が心配になる方もいらっしゃると思います。
結論からいうと、歯ぐきが幅広いからといって、歯周病にかかりやすいというわけではありません。むしろ、幅のある歯ぐきは歯ブラシを当てやすく、清掃しやすい場合もあります。
一方で、歯ぐきや歯が前に出ていることで、お口の中が乾燥しやすい状態になる場合は、歯周病のリスクに関係することがあります。
今回は、歯ぐきの形と歯周病のかかりやすさについて、わかりやすくご紹介します。
歯周病の主な原因はプラークです
まず大切なのは、歯周病の一番の原因は歯ぐきの形そのものではなく、歯に付着するプラークだということです。
プラークとは、いわゆる歯垢のことで、細菌が集まってできたかたまりです。食べかすそのものではなく、細菌が増えて歯の表面に付着したものと考えるとわかりやすいでしょう。
このプラークが歯と歯ぐきの境目にたまると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。
最初は歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきのときに出血したりする程度でも、進行すると歯を支える骨に影響が及ぶことがあります。
つまり、歯周病予防で大切なのは、歯ぐきの見た目だけで判断するのではなく、プラークがたまりやすい状態かどうか、そして毎日の口腔ケアが行き届いているかを確認することです。
歯ぐきが前に出ていると乾燥しやすいことがあります
歯ぐきや前歯のあたりが前に出ている場合、お口が閉じにくくなったり、唇が自然に閉じにくくなったりすることがあります。
そのような状態では、前歯や歯ぐきが空気に触れやすくなり、乾燥しやすくなることがあります。
お口の中が乾燥すると、唾液による自浄作用が働きにくくなります。唾液には、食べかすや細菌を洗い流したり、お口の中をうるおして清潔に保ったりする働きがあります。
そのため、歯ぐきが乾燥しやすい状態が続くと、プラークがたまりやすくなったり、歯ぐきの炎症が起こりやすくなったりする可能性があります。
特に、前歯の歯ぐきが赤くなりやすい、口を開けて寝ていることが多い、朝起きたときに口が乾いている、口呼吸がある、という方は注意が必要です。
歯ぐきが前に出ていること自体が歯周病というわけではありません
歯ぐきが前に出て見えるからといって、それだけで歯周病というわけではありません。
歯ぐきの見え方には、歯並び、あごの形、唇の動き、歯の大きさ、歯ぐきの厚みなど、さまざまな要素が関係します。
また、もともとの骨格や歯並びによって、前歯や歯ぐきが目立って見えることもあります。
一方で、歯ぐきが腫れている、歯ぐきがぶよぶよしている、歯みがきのときに出血する、口臭が気になる、歯が浮いたように感じる、といった症状がある場合は、歯周病や歯肉炎が関係している可能性があります。
見た目だけで判断するのは難しいため、気になる場合は歯科医院で確認することをおすすめします。
歯ぐきが幅広いから歯周病になりやすいわけではありません
「歯ぐきの幅が広いと、歯周病になりやすいのでは」と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、歯ぐきが幅広いから歯周病にかかりやすいということはありません。
むしろ、しっかりとした幅のある歯ぐきは、歯ブラシを当てやすく、清掃しやすい場合があります。
歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先をやさしく当てやすければ、プラークを取り除きやすくなります。そのため、幅広い歯ぐきそのものを悪いものと考える必要はありません。
大切なのは、歯ぐきの幅ではなく、歯と歯ぐきの境目に汚れが残っていないかどうかです。
歯ぐきの幅が狭い場合に注意が必要なこともあります
歯ぐきが幅広いことは、必ずしも歯周病のリスクではありません。
一方で、歯ぐきの幅が狭い場合や、歯ぐきが薄い場合は、歯ブラシの力が強すぎると歯ぐきが傷つきやすかったり、歯ぐきが下がりやすかったりすることがあります。
もちろん、これも個人差があり、歯ぐきが薄いから必ず問題が起こるというわけではありません。
ただし、歯ぐきの形や厚み、歯並びによって、適した歯ブラシの当て方や力加減は変わります。
「しっかり磨こう」と思って強く磨きすぎると、かえって歯ぐきに負担をかけてしまうこともあります。
歯ぐきの状態に合わせた磨き方を知ることが、歯周病予防や歯ぐきの健康を守るために大切です。
乾燥しやすい方は口腔ケアを意識しましょう
歯ぐきが前に出ている、口が閉じにくい、口呼吸になりやすいという方は、お口の乾燥に注意しましょう。
乾燥しやすい状態では、歯ぐきに炎症が起こりやすくなることがあります。
日常生活では、次のような点を意識するとよいでしょう。
・鼻呼吸を意識する
・口が乾きやすい場合はこまめに水分をとる
・寝る前の歯みがきを丁寧に行う
・歯と歯ぐきの境目に歯ブラシをやさしく当てる
・歯間ブラシやデンタルフロスを必要に応じて使う
・定期的に歯科医院で歯ぐきの状態を確認する
ただし、口が閉じにくい原因には、歯並びや噛み合わせ、鼻づまりなどが関係している場合もあります。気になる症状が続く場合は、自己判断せず相談することが大切です。
歯ブラシの当て方も大切です
歯周病予防では、歯ブラシを強く動かすことよりも、必要な場所に毛先をきちんと当てることが大切です。
特に意識したいのは、歯と歯ぐきの境目です。
この部分にプラークが残ると、歯ぐきの炎症につながりやすくなります。
歯ブラシは、力を入れすぎず、毛先を歯と歯ぐきの境目にやさしく当てて、小さく動かしましょう。
歯ぐきが前に出ている部分や、乾燥しやすい前歯の周りは、汚れが残っていないか確認しながら磨くことが大切です。
また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは届きにくいことがあります。必要に応じて、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
自分の歯ぐきの形に合ったケアを知ることが大切です
歯ぐきの形や幅、厚み、歯並びは人それぞれです。
そのため、誰にでも同じ歯みがき方法が合うわけではありません。
歯ぐきが前に出ている方、歯ぐきが乾燥しやすい方、歯ぐきが薄い方、歯並びが重なっている方では、それぞれ注意したいポイントが異なります。
歯科医院では、歯ぐきの状態やプラークの付き方、磨き残しが出やすい場所を確認しながら、その方に合った口腔ケアの方法をお伝えすることができます。
「自分ではよく磨いているつもりなのに歯ぐきが腫れる」
「前歯の歯ぐきだけ赤くなりやすい」
「歯ぐきの形が気になる」
このような場合は、一度歯科医院でチェックしてみると安心です。
まとめ
歯ぐきが前に出ている、幅広いことと歯周病の関係について、ポイントを整理します。
・歯周病の主な原因は、歯に付着するプラークです
・歯ぐきや歯が前に出ていると、乾燥しやすくなり、歯ぐきの炎症に関係することがあります
・歯ぐきが前に出ていること自体が、すぐに歯周病というわけではありません
・歯ぐきが幅広いから歯周病になりやすいということはありません
・むしろ幅のある歯ぐきは、歯ブラシを当てやすく、清掃しやすい場合があります
・大切なのは、歯と歯ぐきの境目にプラークをためないことです
・歯ぐきの形や歯並びに合わせた歯みがき方法を知ることが大切です
歯ぐきの形には個人差があります。
見た目だけで「歯周病になりやすい」と決めつける必要はありませんが、乾燥しやすい状態や磨き残しがある場合は、歯ぐきの炎症につながることがあります。
きしもと歯科医院では、歯ぐきの状態、プラークの付き方、歯みがきの癖などを確認し、患者さま一人ひとりに合った予防ケアをご提案しています。
「歯ぐきが前に出ていて気になる」「自分の歯ぐきの形が歯周病と関係するのか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご自身の歯ぐきの特徴を知ることは、無理なく続けられる口腔ケアと歯周病予防につながります。
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高槻市の「医療法人きしもと歯科医院」では、お口に興味を持っていただき、質の高い日常生活を送るお手伝いができればと考えています。
医療法人きしもと歯科医院では、歯の健康の大切さ、健康な歯に美しさをプラス、皆様のかかりつけの歯科医としてサポートしてまいりますので、高槻市で歯医者、歯科をお探しの方は、JR 高槻駅近の当院までご相談ください。
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