Q5. インプラント治療の利点は何でしょうか?

A. インプラント治療の利点は、義歯をしっかりと固定できることです。
インプラント治療においては、残っている歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりすることはしません。
残っている歯に負担をかけずに治療をおこなうことができることも、インプラント治療の利点です。

Q6. インプラント治療の欠点は何でしょうか?

A. インプラント治療の欠点として、インプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため、全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、治療費が高額であることが挙げられます。
現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比較すると感染に弱いことも欠点です。
さらに、インプラント埋入予定部位に骨が十分に存在しない場合、治療が困難であることも欠点です。
またインプラント治療において問題が起きた場合には、その問題の解決が難しいことも欠点です。

Q7. インプラントの材料は何でしょうか?

A. 咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨との結合することから、現在インプラント材料としては、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。
インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したインプラントが多く用いられています。

Q8.インプラントの構造を教えてください。

A. 骨の中に埋める部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部品をアバットメントと呼びます。
一般的にアバットメントはスクリューでインプラント体に固定されています。

図2:インプラントとその上に付ける義歯の構造 骨の中に埋める部分をインプラント(a)、インプラントと義歯の間の部品をアバットメント(b)と呼びます。一般的にアバットメントはスクリュー(c)でインプラント体に固定されています。この図のように、アバットメントの上にセメントを用いて義歯(この図の場合は冠、d)を付ける場合と、スクリューで義歯をアバットメントに、あるいはスクリューで義歯をインプラント体に付ける場合があります。

アバットメントの上に義歯が付きますが、義歯がインプラント体に直接付く場合もあります。
義歯が外れないように、セメントを用いて義歯を付ける場合と、スクリューで義歯をアバットメントあるいは義歯をインプラント体に付ける場合があります。
このように、セメントあるいはスクリューで義歯を付けた場合、患者さん自身で義歯を外すことは不可能です。一方、インプラント体の上に特殊な装置(アタッチメント)を付けて、義歯の内面にもそれと接続可能な装置を付けることで義歯(入れ歯)を安定させると同時に、 患者さん自身が義歯を取り外すことが可能な治療法があります。このようなインプラントを用いて取り外し可能な義歯を安定させる治療法を、インプラントオーバーデンチャー(implant-supported overdenture)による治療法と呼びます。

図3:インプラントを用いて、取り外し可能な義歯を安定させる治療。このような治療をインプラントオーバーデンチャーによる治療という。インプラントを用いて義歯を安定させる仕組み(A)と治療例(B)。

インプラント体にアバットメントを接続するインプラントはツーピースインプラント(two-piece implant)、インプラント体とアバットメント部分が一体となっているインプラントはワンピースインプラント(one-piece implant)と呼ばれます。

図4:インプラント体にアバットメントを接続するインプラントはツーピースインプラント(two-piece implant)(A)、インプラント体とアバットメント部分が一体となっているインプラントはワンピースインプラント(one-piece implant)(B)と呼びます。

 

 

引用:日本口腔インプラント学会より(https://www.shika-implant.org)


高槻市の「医療法人きしもと歯科医院」では、お口に興味を持っていただき、質の高い日常生活を送るお手伝いができればと考えています。

医療法人きしもと歯科医院では、歯の健康の大切さ、健康な歯に美しさをプラス、皆様のかかりつけの歯科医としてサポートしてまいりますので、高槻市で歯医者、歯科をお探しの方は、JR 高槻駅近の当院までご相談ください。

 

医療法人きしもと歯科医院

トップページ

Instagram @kishimotodc

医療法人きしもと歯科医院