前歯の真ん中の歯から数えて8番目に生えてくる歯が親知らずです。通常は13歳前後までに永久歯が生えそろうのに対し、親知らずは20歳前後に生えてくることが名前の由来にもなっています。
この歯は、なくてはならない歯ではありません。また、親知らずの抜歯は必ずしも必要な処置ではありません。中には一生親知らずを残したままの人もいます。
ただ、現代の人は昔の人に比べて顎が小さいため、親知らずが生える充分なスペースがありません。親知らずは、正常に真っ直ぐ生えている場合のほうが少なく、傾いている、真横に生えている、埋没しているといった状況が多くみられます。痛みやうずきを繰り返すなど、気になる症状がある場合はご来院ください。当院では、お口の中を総合的に診断し、抜歯すべきか残すべきかの判断を行います。